Deep Tech. Blog

ガジェットや技術についての紹介や自身のメモとして記事を書いていくブログ

【Google Home】Google Homeに喋らせたい(Raspbianインストール)

概要

 前回Raspberry PiマザーボードHDMIモニタとケースを取付けました.次はOSとしてRaspbianをインストールします.

Raspbianインストール手順

  1. Raspbianのダウンロード
     Raspberry Piの公式サイトのdownloadページから「RASPBIAN STRETCH WITH DESKTOP」をダウンロード.1.6GBあり時間がかかるのでゆっくり待つ.ダウンロードしたファイルは「2018-06-27-raspbian-stretch.zip」で解凍後,「2018-06-27-raspbian-stretch.img」というファイル名で約4.7GBのOSイメージが入っています.

  2. microSDカードのフォーマット
     Raspberry PiブートローダFAT16FAT32しか対応してないということなのでFAT32でフォーマット.ちなみにFAT32だと1パーティションで32GBが最大.
     購入したmicroSDカードをPCで読ませると既にFAT32でフォーマットされていました.このまま使ってもいいとは思いますが,念のため自身でフォーマットします.フォーマッタはSD Associationのソフトウェアを利用します.

     ↓購入時の段階でFAT32でフォーマット済み
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     ↓フォーマット完了画面
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  1. OSイメージをmicroSDカードに書き込む
     OSイメージの書き込みにはDD for Windowsを利用します.ダウンロードしたDD for Windows(DDWin.exe)を管理者権限で起動し,下図のように対象ディスクに手順2でフォーマットしたmicroSDカードを指定,対象ファイルに手順1でダウンロードしたOSイメージファイルを指定します.書き込みを開始しようとすると下図のような警告が出ますが,「はい」で進めます.
    f:id:deep_tech:20180901232936p:plain f:id:deep_tech:20180901232934p:plain f:id:deep_tech:20180901232931p:plain
     書き込み終了後,下図のようなファイル構成になっていました.
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  2. Raspberry Pi起動
     OSイメージを書き込んだmicroSDカードをRaspberry Piマザーボードに挿入,マウス・キーボード・有線LANケーブルを接続して,最後に電源ケーブルとなるUSBケーブルを接続します.そうすると無事起動.起動後,初期設定のウィザードが勝手に動くので指示に従って設定を進めていきます.ここでWiFiの設定も可能.それにしてもHDMIモニタが小さくてギリギリ文字が読めるレベルです.たぶん解像度の設定を適切にすれば読みやすくなるはず...

     ↓microSDカード挿入後
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     ↓USBケーブル接続後起動画面
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     ↓いくつか設定があるよ画面
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     ↓国・言語・タイムゾーン設定
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     ↓'pi'アカウントのパスワード設定
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     ↓WiFi設定
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     ↓アップデートをチェックして更新作業,結構待たされます.
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     ↓Rebootして利用開始
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  3. VNCSSHの有効化
     RaspbianのGUIメニューの「設定」⇒「Raspberry Piの設定」⇒「インターフェイス」タブにて,VNCSSHを有効化します.これでVNCSSHでWindowsPCから接続可能になったはず.
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  4. IPアドレスの確認
     VNCSSHで接続するためにRaspberry PiIPアドレスを知る必要があります.GUIではIPアドレスが確認出来なかったのでターミナルを起動して下記コマンドで確認.
       ifconfig    

  5. WindowsPCからVNCRaspberry Piに接続
     RealVNCをWindowsPCにインストールしてRaspberry Piに接続します.なんだか暫く見ないうちにRealVNCが近代的なGUIになってた...

  6. IPアドレスの固定
     現在Raspberry PiIPアドレスDHCPで取得されており,今後VNCで接続する際にIPアドレスが度々変わっていると面倒なのでIPアドレスを固定化しておきます.
     ターミナルにて下記コマンドでnanoというテキストエディタでdhcpcd.confファイルを開きます.
       nano /etc/dhcpcd.conf  

     下図のようにテキストを追記し,WiFi接続のIPアドレスを固定しました.
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  7. (おまけ)Raspberry PiにWindowsPCからSSHで接続
     VNCからターミナルを触っていればそれでいい気もしたのですが,念のためSSHで接続可能か確認しておきます.WindowsPCにSSHクライアントを入れておけば下記コマンドで接続出来ます.
       ssh [ユーザ名]@192.168.XXX.XXX  
     SSHクライアントはTeratermとかOpenSSHとか色々選択肢はあると思います.私の場合はたまたまインストール済みだったOpenSSHを利用しました.ユーザ名は特に設定していなければ「pi」でパスワードは初期設定のウィザードで設定したものです.

次回

 Raspberry Piの初期セットアップが終りました.これからGoogle Homeを喋らせるために必要なソフトウェア等をインストールしていこうと思います.