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【Nature Remo】Nature Remo 第3世代を開封・初期設定

Nature Remo 第3世代

Nature Remo 第3世代は2020年8月5日に発売されたRemoシリーズの最新版です. 私は今年の6/24に先行予約をしていたため7/22には商品が届いていたのですが,やっと開封して設置できる時間が取れたので写真を掲載しつつ記事にしておきます. 価格は先行予約時で8,980円でした.記事執筆現在2020/08/11,Amazonで9,980円になっているので,1,000円お得だったようです.

公式サイト:

nature.global

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Remo外箱

Nature Remo REMO-1W3 スマートリモコン

Nature Remo REMO-1W3 スマートリモコン

  • メディア: Tools & Hardware

開封

Remoシリーズは今回購入した第3世代を含めて4台所有していますが,シンプルな外箱がいつもながら好印象です.

箱の中には下記のものが入っていました.

  • Nature Remo 第3世代 本体
  • 説明書
  • Micro USB - ACケーブル

Micro USB - ACケーブルはACアダプタ部とUSBケーブルが一体になっています. 確かRemo miniにはACアダプタは付属していなかったと記憶していますが,第2世代でもACアダプタとUSBケーブルは一体ではなかった気がします.この辺の変更はどういう理由なんでしょうね.

下の写真では本体にフィルムが貼ったままですが,これまでのRemoと違い光沢のないマットな仕上がりになっています.大きさは第2世代(74x74x17.9mm)から第3世代(70x70x18mm)で若干小さくなっています.重さは第2世代(約61g)から第3世代(約40g)と大幅に軽くなっていますね.粘着力の弱いテープなどで壁に固定が容易になる効果が期待できると思うので,有り難い改良です.

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パッケージ一式

初期設定

早速初期設定を行ないます.

Nature Remo本体とMicro USB - ACケーブルを接続して電源に接続します.

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Remo本体と電源を接続

説明書記載のQRコードからNature Remoのアプリをダウンロードして実行します.この記事ではiOSのアプリ画面を参考に掲載します.また,私は既に3台のRemoシリーズを持っているのでその情報が表示されています.

アプリの設定タブ=>新しいデバイスをセットアップする からどの種類のRemoを追加するかを選択します.

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追加するRemoの世代選択

電源を入れろと指示が出るので,Remo本体と電源が接続されていれば次へ.

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Remo本体と電源を接続

第3世代RemoはBluetoothWiFiの設定が可能なようでBluetoothへのアクセス許可を求めてきます.第2世代までのRemoはiPhone/AndroidWiFiを一旦Remo本体のWiFiにつなぐ必要があったので,設定の簡単化が行なわれています.

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Bluetoothへのアクセス許可

しばらく待つとデバイスを見つけて自動的にWiFi設定を転送してくれます.

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バイス検索中

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WiFiリストを取得中

バイスが見つかったので,具体的にRemo本体の設定を行なっていきます.

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バイス発見

WiFiSSIDは自動的に設定されていますが,パスワードは自分で設定します.

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WiFiのパスワード設定

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WiFiに接続中

無事WiFiに接続されると自動的にファームウェアのアップデートが始まります.

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ファームウェアダウンロード中

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ファームウェアアップデート中

これで初期設定は完了です!

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設定完了

旧機種のデータをRemo第3世代に移行

今回購入したRemoは自室で利用している第2世代Remoと置換えるため,これまで使用していた第2世代RemoのデータをそのままRemo第3世代で利用できるように設定します.

設定タブのデバイスから追加したRemo第3世代を選択し,更にページの下の方にあるデータ転送をタップして設定の転送を開始します.

Remoを選択するから,設定の転送元のRemoを選択します.

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Remoへのデータ転送

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Remoを選択する

一瞬で転送は完了します.

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データ転送の完了

これで今までどうようの家電操作が新しいRemoでも可能になりました.

センサの動作確認

Remo第3世代はセンサがより正確に,特に人感センサによるオートメーションが売りとなっているということで,第2世代Remoとの違いを簡単にチェックしてみました.

下の写真のように第2世代と第3世代のRemoを近い位置に置き,更に温度・湿度の計測精度が高いセンサを置きました.

このセンサはGoveeというブランドのWiFi温湿度計で,スイス製SHT30センサにより,温度は最大±0.3°C,湿度は最大±3%RHの誤差で計測できる優れものです.しかも計測レートが高く環境の変化に応じてすぐに数値が確認出来るところが気に入っています.また,WiFiで時系列の温湿度データを取得できるのもポイントが高いです. 参考までにこれもAmazonで約4,000円程度で購入しました.

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第2世代・第3世代Remo+WiFi温湿度計

WiFi温湿度計の方は,温度27.1度,湿度60.7%と表示されています. では,第2世代・第3世代Remoはどうかというと下図のように表示されていました.

温度については第2世代Remoは-1.0度補正を行なって27.0度なので元々温度センサは28.0度と計測しています.第3世代Remoは補正無しで27.9度なので殆ど差はないですね.どちらも-1.0度補正すればWiFi温湿度計とほぼ同様の数値になりそうです.

湿度については両者で大きく異なっています.WiFi温湿度計の計測では60.7%にもかかわらず,第2世代Remoは62%,第3世代Remoは76%になっています.第3世代Remoだけ妙に数値が大きいため,センサが異常では無いか若干不安です.しばらく使用して以前おかしな数値を出すようであれば修理に出すことも検討しようと思います.

その他,照度も両者で大きく異なっています.恐らくセンサが変わったことセンサの生の出力値が変わったのだと思いますが,単位が同様であればこのようなことは起こらないはずなので,この辺りは改善して頂きたいところではあります.

人感センサについてはセンサの表示を見ても感知の有無を確認することができないため,人を感知したら照明をオン,1分以上人を感知しなかったら照明をオフにするオートメーションを作成して動作を確認しました.また,このときセンサの上部(LEDが光る面)を自室の入口に向けています.
自室のドアからセンサまでは約4mありますが,センサまでの距離が1m程度にならないと感知しませんでした.素早くセンサから1mまでの距離に移動すると1,2秒程度の遅延で反応していましたので,反応自体は悪くないと思います.検知可能な範囲は広くないようなのでRemoを適切な位置に置くことが重要かと思います.
また,1分以上人を感知しなかったら照明をオフにするというオートメーションは結局動作しませんでした.特に動く物体の存在しない空間で動作しなかったのは不可解ではありますが,人感センサの範囲から考えても誤動作をしてしまう可能性が高いため利用しない方向で考えています.

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第2世代Remoのセンサ表示

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第3世代Remoのセンサ表示

まとめ

Remo第3世代の開封から初期設定,おまけで簡単なセンサの動作確認を行ないました.

  • 第3世代になって初期設定が簡単化されたことは好印象
  • Bluetoothでの家電操作はまだ試せていないので対応機器が拡充されたときに試してみたい
  • センサの精度が高くないようなので,センサの計測結果に応じて家電を操作するようなオートメーションを利用するにはやや勇気が必要

センサについては経時的な変化があるかも知れないので,引続きチェックしておこうと思います.